隠退牧師の徒然記<510>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<510>
2019年12月10日「たまには刺激の生活が」


聖書の言葉
孫は老人の冠、子らは父の輝き。
箴言17章6節)


娘の羊子が、去る12月5日、バルセロナに戻って行った。その日はわが家族全員が羽田に見送りに行った。羊子たちは荷物と共に車で行ったが、我が家三人は電車で行ったのである。六浦駅からは羽田飛行場まで直通便があり、乗り換えもなく行かれるので便利である。幼稚園勤務の時も羽田行きの急行に乗るのであるが、横浜で乗り換え、相鉄線で海老名に向かうことになる。以前にも電車で羽田まで行ったことがあるが、何となく羽田へ行くのが楽しみであった。空港で羊子たちと合流するが、搭乗手続きをしてから間もなく搭乗ゲートに向かう。それでお別れとなる。今年の3月にも来ているが、今度は来年の9月頃になりそうである。しばらくのお別れであり、孫の義也君、彼のイグナシオさんを見送ったのである。
最近は羽田飛行場の到着、出発便があるので、もっぱらこの飛行場である。以前は羽田着はあまりなく、成田空港が多かった。我々も何回かバルセロナに行ったが、成田が多かった。成田まではいつも子供の優が送迎してくれていたが、3時間近くもかかる。それに対して羽田はわが家から1時間と少しの距離なので、便利というほかはない。
羊子家族がバルセロナに戻り、見送りに来てくれた星子や優たちもそれぞれ帰って行った。後は夫婦だけの生活になる。約三週間、孫の義也君と共に過ごしたが、やはり、孫との生活は何かと大変でもある。羊子や彼のイグナシオさんが孫の面倒を見ているが、それでも何かと関わることになる。三週間のうち、約一週間は演奏旅行で不在であった。まず11月25日には宮城テレビさとう宗幸さんの番組に出演し演奏もする。翌日は羊子が小学校4年生まで在学した古川第二小学校60周年記念で、5年生と6年生の皆さんにピアノの演奏をしたのである。そして、その日の午後は陸前古川教会員の高橋義宣さんと共にミニコンサートを開く。義宣さんは85歳にもなるが、ピアノを弾き、歌も歌う。それも外国の曲を原語で歌うのであった。27日は岡山へと新幹線で移動する。28日に岡山美術館でピアノリサイタルに臨む。29日は京都の世光教会でリサイタルを開かせていただいたのである。その時には奈良の大仏や鹿と戯れ、喜んだのであった。
日本に帰国した時には、なるべく家で過ごすなんて言いながらも、帰国すれば結局各地でリサイタルに臨むことになるのである。幼稚園ではいつも子どもたちと共に過ごしているのであるが、孫と過ごしつつの生活は、また違った楽しみがあるものだ。今は、老夫婦が静かな生活をしている。それでもFaceTimeで画面を通して対面しているので、いつも喜んでいるのである。たまには賑やかな生活は、老夫婦の刺激になり、だからまた帰国してほしいと願っているのである。今は孫があちらこちらに置き忘れた玩具を片付けているのである。

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宮城テレビさとう宗幸さんの番組に出演し、ピアノを演奏する。
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お婆ちゃんと過ごす義也君。
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地域の作品展にスミさんの作品も展示されており、みんなで見に行く。
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岡山の演奏会が終わり、帰りに奈良による。鹿と戯れる。
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