隠退牧師の徒然記<572>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<572>
2021年2月15日「2月はいろいろと示されて」


聖書の言葉
唯一の主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
新約聖書・コリントの信徒のへの手紙<一>8章6節)


2月の歩みをしているが、以前は2月と言ってもそれほど心を動かさなかった。ところが、今はいろいろと心をめぐらす月となっている。前回も記したが、スペイン・バルセロナにいる娘の羊子に男の子が与えられ、2月12日で4歳にもなっている。その孫の義也君が羊子と共に2月20日ころには日本に帰国するとになった。世界的にもコロナの問題で、外国への旅は危険なのであるが、今回は帰国の理由がある。しかし、その理由については後日の報告にしておこう。昨年はコロナの問題で帰国できなかったので、久しぶりに会うことを喜んでいる。
最近は天皇が代替わりとなり、新しい天皇の誕生日が2月23日であり、お休みの日が増えたことはありがたいことだ。2月と言えば、2月11日が「建国記念の日」であり、お休みを喜びつつもこの日は「信教の自由を守る日」としている。特にキリスト教界では、建国ということで神話の世界と結びつけようとしているので、信仰の歩みを確かなことにしたいのである。さらに2月14日がバレンタインデーということで、お休みではないが、なぜかチョコレートが飛び交うことになっている。あまり気にもしてないのであるが、こんな年寄りにもお恵みをくださる方があり、また幼稚園のお友達もひそかに小さなチョコレート菓子を下さるのである。期待はしていないのであるが、例年のことなので、気にもなっている。しかし、今年は丁度良く日曜日になるので、その日の期待はないことにしよう。
実は2月14日ということで、毎年、記していることがある。お二人の方が2月14日に召天されている。お一人は井馬栄さんで、1986年2月14日、75歳で召天されている。もう一人は笠倉祐一郎さんで、2005年2月14日、77歳で召天されている。お二人とも大塚平安教会の教会員であり、お二人とも信仰の歩みをされ、教会の役員を担われ、信仰の証しを力強く示されたのであった。井馬さんは海上保安庁の長官まで勤められた方で、現職中は礼拝には出席できなかったが、退職されるや日曜日の礼拝には欠かさず出席されるのであった。牧師の健康を気遣い、竹枕や青竹踏みなるものを作ってくださった。神戸の教会で洗礼を受けておられる。その教会は日野原重明さんの父上が牧師であり、重明さんとは青年時代共に歩んだと言われる。そのことで日野原さんの講演会を開催することで準備したのであるが、残念ながら実現できなかった。もう一人の笠倉祐一郎さんは、息子さんが若くして天に召され、息子さんの信仰を受け継いで教会員になられたのである。お二人の信仰のお証を記すとしたら、書ききれないので、今回は簡単ながらお二人の存在にとどめておくが、信仰に生きた人の証は、いつまでも人々の心に残るのである。

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今年もお恵みが与えられる。いつまでも、ありがとう。

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スペイン・バルセロナ在住の孫の義也君、4歳の誕生日をお祝い。
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キリスト教国では、今がカーニバルで、義也君もステージに上がってパフォーマンス。2月17日からはイエス様の十字架を見つめつつ質素な生活となる。

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