隠退牧師の徒然記<580>

牧師の隠退徒然記(2016年3月1日~)<580>
2021年4月12日「楽しい世界を訪れて」


聖書の言葉
主に望みをおく人は新たなる力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。(イザヤ書40章31節)


幼稚園の園長の職務を退任した時、いろいろと思い出にふけるのであるが、お友達との出会いを喜びつつも、やはりお出かけのことでもあろう。親子の遠足、子ども達だけの遠足、お泊り保育等の思い出が楽しくよみがえってくる。もはや、そのような楽しい時はないであろうと思っていたのであるが、楽しいひと時を過ごすことになったのであった。スペイン・バルセロナ在住の娘の羊子が子供の4歳になる義也と共に一時帰国している。二ヵ月の滞在であり、残る一週間もすればバルセロナに帰るのである。一時帰国しても、コロナ問題で外出は制約がある。遊園地やイベント会場等に連れて行ってあげたいが、感染を危惧するあまり、ほとんどどこにも行かれないのであった。そういう中で、近くにある金沢自然公園にある動物園に連れて行ってあげることにしたのである。4月6日に出かけたのであった。
金沢動物園に行くには二つのルートがある。一つは、車で金沢文庫から釜利谷方面に行き、間もなく動物園の駐車場がある。そこに車を停め、そこから無料のコアラバスに乗り、5分も乗ると動物園の入り口に至るのである。もう一つのルートは、横横道路からの入り口がある。入り口に駐車場があり、もうそこが動物園なのである。便利のようであるが、やはりコアラバスに乗った方が楽しいようだ。動物園は山の上にあり、自然公園と言われるように、自然の中に存在している。樹木、草花豊かな公園なのである。動物園ばかりではなく、遊園地、バーベキュー場もあり、野外で過ごす楽しい場所でもある。
横浜市には三つの動物園がある。一番古くから存在しているのは野毛山動物園である。1951年に開園している。そして、二番目に古いのは金沢動物園で1982年の開園である。私たちが宮城県から神奈川県の教会に赴任したのが1979年であり、しかも実家から近いので数回は訪れている。子供たちもまだ小学生の時代であり、楽しい場所でもあった。そのうち、1999年にはよこはま動物園ズーラシアが開園される。こちらは居住している綾瀬市からも比較的近くであり、幼稚園や教会学校等で子供たちと共に出かけたものである。中でも金沢動物園は自然の中にあり、大人でも散歩にはよい場所であると思っている。
ところで孫の義也君はいろいろな動物を喜んでいたが、目的は別のところにある。隣接する遊園地で遊ぶことなのである。そこには長い滑り台があり、出かけてくる前から滑り台のお話を聞いているので、動物たちとの触れ合いは、あまり興味がないようであった。そして、いよいよ長い、長い滑り台を体験し大喜びであった。ローラー式の滑り台であり、敷物をお尻に当てないと痛くなる。その敷物を売店で求めたが千円近いのである。
久しぶりに自然の中で、動物と触れ合い、そぞろ歩きながらもかなり歩き、心もすがすがしくなり、良い一日であった。こういう散歩なら一人でも来られるかなと思ったのであるが。

f:id:noburahamu2:20210412080654j:plain
金沢自然公園は山の上にある。遥かに房総半島が見える。
f:id:noburahamu2:20210412080852j:plain
童心に帰って、楽しく過ごし。
f:id:noburahamu2:20210412080952j:plain
長い、長い滑り台を楽しんで。
f:id:noburahamu2:20210412081043j:plain
動物園も楽しいけど、やっぱり遊園地が楽しいなあ。