隠退牧師の徒然記<583>

牧師の隠退徒然記(2016年3月1日~)<583>
2021年5月3日「観光は自粛ということで」


聖書の言葉
わたしたちの兄弟で、キリストの福音のために働く神の協力者テモテをそちらに派遣しました。それは、あなたがたを励まして、信仰を強めるためです。
(テサロニケの信徒への手紙<一>3章29節)


今年もゴールデンウイークを迎えているが、昨年に続き、今年も自粛の連休となっている。新型コロナウィルス感染は引き続いており、今は第三波であるとか。世界中がコロナウィルスで苦しんでいるのである。折角の5月の連休であるが、感染予防のためにも自粛が必要なのである。人々は自粛を実践しているようで、電車も空の便も空席であるという。しかし、それでも5月の初めは感染者が多く、1000人を超えているとも。
5月の連休だからと言って、この時期に観光で出かけた覚えはない。もっとも我が家の子供たちが小さい頃は、近場であるがあちらこちらへと出かけたものである。その子供たちが成長してからは、一人で登山を楽しんでいた。多くの場合、近場の丹沢とか、旅行会社の登山ツアーである。そのツアーで谷川岳大菩薩峠に出かけている。それらも現役の在任中であり、70歳で隠退してからはどこにもでかけていないのである。だから、連休の頃は昔を思い出しては観光の気分にもなるのであった。5月の連休で思い出すのは、日本全国を訪れたということであろう。2002年10月に日本基督教団の総会書記に選任される。総会には全国から500人の代表議員が参集し会議を開く。二年に一度であるが、その都度、三役としての議長、副議長、書記を選任するのである。四期8年間、書記を担うことになる。三役が中心になって日本基督教団の歩みを担うのである。日本基督教団は全国を17教区に分け、それぞれの地域の歩みとしている。毎年、5月には各教区が総会を開催する。その総会に三役が手分けして訪問するのである。書記として、日本基督教団を代表してそれぞれの教区総会に赴く。ほとんどの教区が4月下旬から5月の上旬に総会を開催している。5月の連休中に開催される場合が多い。三役が分担して訪問することになるが、17教区あるので、一人が三つ、四つの教区を訪問することになる。北海教区、奥羽教区、東北教区等がある。一つの教区には、奥羽教区のように青森、岩手、秋田の三県がある。奥羽教区の総会では岩手県にある教会で開催されることが多いのであるが、観光も楽しみとも思えるのである。しかし、毎年、日本全国の教会を訪問しつつも、観光を堪能することは少なかった。何しろ、多くの場合、一泊か二泊で開催されるが、終わればすぐに帰ってくるのである。自分の職務、教会や幼稚園のお仕事があるからだ。それでも、わずかな時間を利用して、総会後に観光したこともある。東中国教区の訪問の時には出雲大社を観光したし、北海教区訪問の時には札幌市内の観光を喜ぶことができた。九州教区訪問の時には、すぐに帰ってきたし、四国教区の訪問の時にも、すぐに帰ってきたのである。いずれも通過の町々であるが、通過の思い出も楽しいものである。

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庭も緑があふれているのであるが、草刈が必要である。
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草刈と言っても蕗があるので。

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