隠退牧師の徒然記<616>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<616>
2021年12月20日「喜びを与えられながら」

聖書の言葉
今日、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
ルカによる福音書2章11節)


クリスマスを迎えている。クリスマスは12月25日であるが、教会は日曜日に礼拝をささげているので、25日が日曜日であれば、当然その日にクリスマス礼拝をささげる。しかし、多くの場合、25日前の日曜日がクリスマス礼拝なのである。そうすると12月19日が25日前の日曜日になるので、多くの教会は19日にクリスマス礼拝をささげることになる。2021年の12月25日は土曜日であり、翌日の26日の日曜日ではクリスマス礼拝の思いが薄れてしまうのである。しかし、クリスマスにイエス・キリストが誕生したということではないので、12月のいずれの日であってもクリスマス礼拝をささげてもよいのである。クリスマスとはイエス・キリストがこの世に出現したという喜びの日なのであり、歴史的にもその日を12日25に定めたのであった。だから12月31日にクリスマス礼拝をささげてもよいことになる。しかし、やはり25日のクリスマスが中心になるのである。
六浦谷間の集会は12月19日にはクリスマスを覚えながらも通常の礼拝をささげ、12月26日の日曜日にクリスマス礼拝をささげることにしている。実はスペイン在住の娘の羊子と子どもの義也が12月20日に帰国するのである。そのため、家族でクリスマス礼拝をささげようと26日にしたのである。現役を隠退し、自宅で六浦谷間の集会にて礼拝をささげながら歩んでいるが、もちろんクリスマス礼拝をささげるのであるが、唯一のクリスマス礼拝なので、しみじみとクリスマスのお恵みを示されるようになっている。そのように記すのは現役時代の忙しく過ごしたクリスマスを思い出しているのである。
現役時代、クリスマスをお祝いする集いは少なくとも10回くらいはあった。毎年のことながらいち早く開催されるのは教会の婦人会と家庭集会合同のクリスマス集会であった。家庭集会は毎週それぞれの地区で開かれているが、クリスマスにはそれぞれ地区の皆さんが教会に集まり、教会の婦人会と合同でクリスマスをお祝いするのであった。そこで、まずクリスマスのメッセージ取り次ぐ。そして次には幼稚園の園児保護者のクリスマスが行われる。多くの場合、お母さんたちであるが、子ども達が演じる降誕劇の解説を交えながらメッセージをお話するので合った。そして、幼稚園の子供たちのクリスマスは、子ども達のページェント、降誕劇で盛り上がる。次に二つの知的障碍者施設のクリスマスがそれぞれに行われるのである。その頃になると教会のクリスマスが近づいている。まず教会学校のクリスマスである。普段はあまり出席しないお友達も来たりするので、賑やかに行われるのであった。そして教会のクリスマス礼拝となり、祝会が行われる。まだ残されているのが聖夜礼拝である。毎年24日の夜行われる。これでようやくクリスマスの集いは終わるのであるが、刑務所や少年院でもクリスマスの集いがあったので。

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クリスマスには幼稚園でもお祝い。聖歌隊の皆さん。
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エス様の降誕劇、ページェントをみんなで演じ…。
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施設の皆さんと共にクリスマスのお祝い。
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カトリック教会のクリスマス・ミサ。赤ちゃんイエス様が置かれ、皆さんはそのイエス様にキスをして帰るのである。

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