隠退牧師の徒然記<621>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<621>
2022年1月24日「昔ながらのイベントを楽しみ」

聖書の言葉
信者たちは、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。(使徒言行録2章46-47節)

およそのことであるが、1月の下旬ころにお餅つきを行っていた。今では家庭で行うことはないが、昔は家庭で行われていたのである。と言っても何件の家が一緒に行っていたのである。近所の何件とか、親族が申し合わせて行っていたのである。だからお餅つきは賑やかに行われていたのであった。それがいつの間にか家庭でのお餅つきが行われなくなってしまったのである。やはり準備から当日まで、いろいろと大変でもあるからだ。それに、スーパーでも売られるようになり、手間暇かけてお餅つきをするより、買えばよいことになる。消えてしまったお餅つきであるが、楽しいお餅つきを子どもたちに見せ、経験させてあげたいと、幼稚園で取り組むようになる。
1979年に幼稚園の園長に就任したが、もちろんお餅つきは行われていなかった。園長会に出席するうちにも、いろいろな幼稚園の取り組みを示されるようになり、その中でいくつかの幼稚園がお餅つきを行っていることを示されたのであった。それを知るや、すぐさま当園も実施することにしたのである。すぐに取り組むことができたのは、お餅つきの道具、臼や杵が我が家にあったからである。これらを購入するとなると、結構大変でもある。我が家でも昔は、年末になるとお餅つきを行っていたのである。比較的近くに親族が三軒もあり、合同でお餅つきを行う。その後、前記したようにお餅つきは結構大変なので、そしてまた両親の加齢もあり、臼や杵、餅つき道具は物置に眠ったままであった。思い立ったら吉日で、すぐに我が家から餅つき道具を持ち出し、幼稚園で行ったのである。
しかし、幼稚園の開催は子どもたちの喜びは大きいのであるが、幼稚園の教職員で行うには限界がある。準備からお餅つき、お餅を食べる指導まで大変なお仕事であった。それで2年続けて開催したが、それ以後は行わなくなったのであった。ところが数年後、教会学校がお交わりの一環として開催することにしたのであった、教会学校は教会の皆さん、壮年会、婦人会、青年会にもご協力を呼び掛けたので教会全体のイベントになる。そしてお餅つきのお楽しみには幼稚園児の保護者にもご案内したので、多くの家族が参加するのであった。子ども達はお餅つきの前段階のお餅コネを行う。コネ棒は教会員の渡辺さんが数本作ってくださったので、楽しく参加できるのであった。
教会学校のお餅つきは毎年1月の下旬に行われていたのである。残念ながら感染予防で開催できなくなったが、いずれ復活するのを楽しみにしている。お餅つきは地域の町内会でも行われていた。スペイン在住の娘の羊子が連れ合いと共に一時帰国した時、そのお餅つきを体験する。外国にはないイベントであり、彼もたのしくお餅つきに参加するのであった。昔ながらのイベントは楽しいものであるが…。

f:id:noburahamu2:20220124145728p:plain
お餅つきは楽しくて…。
f:id:noburahamu2:20220124145855p:plain
皆でコネコネして、それからお餅つき。
f:id:noburahamu2:20220124150016p:plain
出来上がったお餅をいろいろな味に。あんこ、黄な粉、のり、納豆等。
>
f:id:noburahamu2:20220124150240p:plain
出来上がったお餅を、みんなで楽しくいただきます。
<
noburahamu2.hatenadiary.org