隠退牧師の徒然記<529>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<529>
2020年4月20日「聖地旅行 7 」


聖書の言葉
ヨハネが捕らえられた後、イエスガリラヤに行き、神の福音を宣べ伝えて、『時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい』と言われた。」(マルコによる福音書1章14-15節)


1月3日のお昼頃ガリラヤ湖に着いた。早速、昼食を食べたが、名物はピーターズフィッシュである。ペトロの魚である。魚を揚げたものであり、淡白な味で、私にはおいしかった。味が淡白なので、食べない人もいた。旅行の携帯品に醤油の勧めがあったので持参した。食事が終わると、ガリラヤ湖で船に乗った。「イエスの舟」という。イエス様の時代の舟というが、もっと小さいと思う。乗った舟は遊覧船であり、かなり大きい。湖の中ほどに来たら船を操る人が、弟子(ペトロ)の姿をして投網をして見せた。もちろん、魚をとるためではない。記念の写真を写させるためである。船のマストに日の丸が掲げられた。君が代が流れてくると、ガイドが一同に歌うことを勧め、自ら大きな声で歌っていた。なんかしらけてしまう状況になった。
『主が乗りし同じものだとイエスの舟投網を見せるガリラヤの人』
 ガリラヤは、ここでイエス様が宣教したところである。イエス様の足跡であるペトロの家、シナゴグ、山上の説教の場所、山上の垂訓教会を訪ねる。復活のイエス様が漁をしているペトロ達に声をかけた浜辺は、もっと広い浜辺かと思ったが、意外とこじんまりとした浜辺であった。山上の説教の場所はなだらかな斜面であり、見つめているとなんとなくイエス様のお話が聞こえてくる思いであった。
『主が受けたヨルダン川の洗礼に恵みがあるとならう人々』
『山上でみこころ示す主の姿ガリラヤの地で思いを馳せる』
 その日はガリラヤ湖の辺にあるホテルに宿泊した。部屋の外はすぐガリラヤ湖である。夕闇迫る湖面をすれすれに何の鳥か隊をなして飛んでいった。美しい光景であった。この夜は温泉に入ることになっていた。水着で入るらしい。経験にもなるが入らないことにした。実は水着は死海浮遊後にホテルの屑入れに捨ててきたのである。食事が終わるとダイヤモンドの店に案内するとガイドさんが誘ってくれた。これはツアーの日程ではない。どうやらダイヤモンド店とガイドさんは懇意らしい。歩いていける距離である。イスラエルのダイヤモンドは有名らしい。実際に加工していて、参加者の何人かはそれぞれのダイヤを作ってもらっていた。
1月4日はカナ、ナザレへと向かうことになっている。前記したようにイエス様の生涯を逆に訪ねていることになる。

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ガリラヤ湖でピーターズフィッシュ、ペトロの魚をいただく。
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ガリラヤ湖で漁をしているペトロ達に、イエス様が浜辺から声をかけた場所。
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エス様がパンの奇跡をおこなった丘。
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ガリラヤ湖で漁をする船。
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