隠退牧師の徒然記<533>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<533>
2020年5月18日「目には見えないが 」


聖書の言葉
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。」
使徒言行録1章8節)


この二ヶ月間、25年前のイスラエル旅行記を掲載した。すでに掲載したものであるが、その当時は旅行記だけで写真の掲載はなかった。当時はフィルムの写真であり、あまり多くは残されていなかったが、それでも旅行記として写真を掲載できたことを喜んでいる。しかしながら、この二ヶ月間、世界ばかりではなく、日本の社会も大変な動きになっていたのである。新型コロナウィルスが発生し、感染予防が呼びかけ始められたのは2月の初め頃からである。3月には非常事態宣言が発令され、人々の外出自粛、3蜜対策等が叫ばれ、企業、商店、学校等がお休みになったのである。その非常事態は4月、そして5月も終息することなく、非常事態が続けられている。しかし、5月も半ばになって、一部の都市を除いては非常事態が解除されつつあり、ようやく明るい兆しが見え始めているのである・
伊勢原幼稚園も新型コロナウィルス感染予防のため休園としている。4月の始業式も入園式もまだ行われていないのである。胸を膨らませ、入園を心待ちにしていたお友達、そして在園生の皆さんも、それぞれ進級しての幼稚園生活に期待していたのである。この事態をどうするか、教職員の皆さんが協議して取り組んだのがYouTubeで幼稚園のお友達と交わることであった。毎日、日替わりで先生たちが話しかけたり、体操をしたり、絵本を読んだり、じゃんけんをしたりして、お友達と触れ合っているのである。新型コロナウィルス感染予防のためとは言え、このような新しい取り組みが導かれたことを喜んでいる。このことは学校や企業ばかりではなく、社会全体がオンラインになっており、実際に触れ合わなくても、画面を通して交わることができる社会になっているのである。オンラインの発明家は今のような発展になるとは思っていなかったであろう。
新型コロナウィルス感染予防に留意しつつ過ごしているのであるが、目には見えない存在であり、細心の注意を払いつつ過ごしてるのである。目には見えない存在との闘いがあるが、目には見えない存在に委ねることも私たちの歩みであることを聖書は示している。今年のイースターは4月12日であった。しかし、新型コロナウィルス感染予防のため、多くの教会は礼拝をお休みにしており、教会でイースターを共にお祝いできなかったのである。そのイースターから50日目がペンテコステ礼拝である。イエス様が天に昇られて、気落ちしているお弟子さんたちに「聖霊」が降ったのである。聖霊は神様の導きの霊であり、イエス様のお心なのである。ペンテコステとはギリシャ語で「50日」の意味であり、聖霊降臨日を「ペンテコステ礼拝」と称するようになっている。聖霊は一人一人にくだり、目には見えない力をもって導いてくださるということである。希望をもって歩みたい。
オンラインと言えば、我が家でもオンライン礼拝をおこなっている。スペイン・バルセロナに在住する娘の羊子は、すべての教会の礼拝がお休みであり、こちらの六浦谷間の集会の礼拝にオンラインで参加することになった。他の子どもたちも参加することになり、日曜日の午後6時から、スペイン時間は午前11時からでありオンライン礼拝をささげている。まことにありがたいものが発明されているものだ。

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幼稚園の先生たちがYouTubeでお友達と。
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一緒に遊びましょう、と声をかけ。
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世の中に関係なく、時が来ればきれいに咲く。
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緑を競い合うように。少しは整理しないと。
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