隠退牧師の徒然記<521>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<521>
2020年2月24日「お休みの日を喜び」


聖書の言葉
六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。主は安息日を祝福して聖別されたのである。
(マタイによる福音書2章11節)


それが何の日であろうと、お休みの日はありがたい。2月23日は、今年から天皇誕生日でお休みになった。23日は日曜日であるので、24日は振り替え休日なのである。今までは12月23日が天皇誕生日でお休みであり、ちょうどクリスマスの時期でもあり、ありがたい休日であった。今度は2月が天皇誕生日であり、休日が増えたことは喜ばしいことである。天皇の誕生日ということでは、別に喜ぶわけではないが、お休みがありがたいということである。どこの国でも国王や中心人物の誕生日はお休みにするところが多い。2013年に3ヶ月ほど、マレーシアに滞在した。中心都市にあるクアラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として赴いたのである。3ヶ月の滞在中に色々な休日があり、マレーシアの休日というものに興味が示される。マレーシアは多民族国家であり、宗教はイスラム教であるが、仏教系、ヒンドゥー教系、キリスト教系の人々が住んでいる。住んでいる人々がいろいろな宗教の人々なので、その人々の信仰も尊重しているのである。3月12日はイスラム教のムハマンド(マホメット)の誕生日で休日であり、5月になると仏教の釈迦の誕生日でお休みとなる。6月の第一土曜日は国王の誕生日でお休み、12月のクリスマスも国のお休みとなっている。マレーシアはイスラム教の国であっても、他民族国家の特色であると思うが、他民族国家であるので、排他主義ということはなく、何事も受け入れていく歩みであると示されたのである。
なんの日であろうと、国民のお休みであり、喜んでいるのである。お休みは、やはりおいしい食べ物をいただくことはどこの国の人々も変わらない。クアラルンプールの集会では、日曜日の午後4時から、基督兄弟団の教会をお借りして礼拝をささげていた。礼拝は一時間くらいで終わるのであるが、その後お茶をいただきつつお交わりがあり、午後6時近くに帰宅となる。しかし、有志の皆さんは、家に帰って食事の支度をするより、どこかで食事をした方がよいのである。連れだって食べ物処に行くのであるが、どこの店も、いつも満員でもある。日曜日のお休みであるからだ。お休みの日は家族で出かけては食事をすること、どこの国も同じである。マレーシアの思い出といえば、皆さんと共に礼拝をささげたことであるが、一緒に食事をしたことが忘れられないのである。
バルセロナに滞在しているときにも、やはりお休みの日には羊子のお友達のお招きをいただいて、いろいろなレストランで食事をしている。スペインはカトリックの国であり、聖人たちを記念するお休みが結構ある。そのたびにおいしい食べ物をいただいたりして。

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マレーシア・クアラルンプールに滞在中、屋台村にて食事をしたりした。いつも大勢の人が食事をしている。
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マレーシア滞在中、スーパーマーケットで買い物、こんなに長いナスには驚く。
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バルセロナ滞在中、皆さんをお招きしての夕食会、
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バルセロナ滞在中、ピカソが愛した4GATのレストランで食事。隣の席はウルグアイの皆さん。
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