隠退牧師の徒然記<481>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<481>
2019年5月6日「電車に乗るのが楽しくて」



聖書の言葉
「向うの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるので見つかる。それをほどいて、引いてきなさい。」
新約聖書・ルカに福音書19章30節)



シーサイドライン金沢八景から出ている。しかし、すぐ近くにある京急線とはホームの場所が異なる。両方の線から乗り換える場合、改札を出て国道16号線を渡るので、乗り換えるのに7、8分を要する。不便という声は設立当時から聞かれている。それが、ようやく駅のホームがつながったのである。シーサイドラインが少し線路を伸ばし、京急線のホームと合体したのである。これで、一度外に出て、乗り換えなくてもよくなった。シーサイドラインは運転手がいない自動運転である。何度か乗車したことがあるが、まさにシーサイドラインで、海の景色を楽しみながら乗るのである。このシーサイドラインが完成した時、私の父は、その頃はもはや高齢者であり、無料ということもあって、始発から終点まで乗ること数回である。電車の乗ることの楽しみを味わっていたようである。
電車に乗ることは、満員電車でない限り楽しいものだ。日本基督教団の総幹事をしていた竹前昇先生は山手線に乗るのを喜びとしていたようである。時には座ったまま降りないで電車の運行にまかせていたと言われる。山手線は環状線なので、そのまま乗っていれば元の駅に戻ってくるのである。それも、しばしば山手線の環状を喜ばれていたとか。混む電車でなければそれも楽しいのであろう。
最近は私も電車に乗ることが楽しみになっている。京急線六浦駅で乗るのであるが、始発の新逗子駅からは二つ目であり、ほとんど座ることができる。エアポート急行であり、横浜駅まで25分くらいは楽をしていかれる。電車に座ると、ついうとうと寝てしまうことがある。何回か乗り過ごしてしまったこともある。今度は相鉄線に乗るのであるが、海老名行きの始発に乗れるので、これも座っていけるのである。約30分間、こちらも寝ていかれる。終点まで乗るので寝過ごすことはない。
大塚平安教会在任のころ、日本基督教団の総会書記を担っていたので、しばしば早稲田にある日本基督教団事務局に通う。その場合、相鉄線大和駅に行き、そこで小田急線に乗り換えるのであるが、ロマンスカーに乗るのが楽しみであった。新宿駅に着くや帰りのロマンスカーのチケットも買っておく。往復楽しみつつ早稲田に通ったのであった。前回も記したが、全国の教区総会には日本基督教団の問安使として訪問していたが、長距離電車に乗るのが楽しみであった。北海道や九州には飛行機で行ったが、盛岡や大阪、岡山くらいは電車で行くのである。車窓を眺めながら駅弁を食べることも楽しみであった。
今は幼稚園の行き帰りくらいの電車の利用であるが、たまには長距離電車に乗りたいものだ。3月17日は宮城県の陸前古川教会の礼拝説教をさせていただいた。午後からは娘の羊子のピアノリサイタルが開かれた。そのため16日には家族で出かけたのであるが、レンタカーで行ったのである。私は幼稚園の卒園式であったので、後から電車で赴いたのである。久しぶりに東北新幹線に乗り、楽しい思いをさせていただいた。

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平潟湾の風景。向こうに見えるのは野島、夕照橋。

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平潟湾上のシーサイドライン

 

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