隠退牧師の徒然記<549>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<549>
2020年9月7日「心の予定表に書き込みながら」


聖書の言葉
怒りを解き、憤りを捨てよ。自分も悪事を謀ろうと、いら立ってはならない。悪事を謀る者は絶たれ、主に望みをおく人は、地を受け継ぐ。
詩編37編8-9節)


月曜日の朝を迎えたとき、この一週間の、いろいろな予定が示されてくる。幼稚園の職務のこと、自宅で過ごす時の課題、連れ合いのスミさんの予定を含めて、心の予定表に書き込むのである。その中には、ゴミ処理も含まれている。一週間のうち、四日間はゴミ捨ての仕事がある。月曜日は「プラスチックゴミ」、火曜日は「生ゴミと燃えるゴミ」、水曜日は「缶・ビン・ペットボトル」、土曜日は「生ゴミと燃えるゴミ」である。分別でゴミを出すことになっている。そのゴミ捨て場所は、決して遠くではないが、500歩は歩かなければならないので、ゴミが重い場合には苦労することになる。従って、日曜日、木曜日、金曜日はゴミ処理がないので、何となくリラックスできるのである。ゴミ捨て場には、網目のボックスが置いてある。特に「生ゴミ」の日はカラスが餌をもとめてやってくる。それぞれの袋を破いて、辺り一面に散乱するほどになる。それで網目ボックスが置かれるようになった。「カラスいけいけ」と称されているのである。これは横浜市の取り組みで置かれているのである。他の市町村でも、ゴミ処理のいろいろな取り組みが行われている。ごみは自宅の玄関先においておく場合がある。そのような場合には、カラスはあまり来ないようである。
カラスが来ない町はスペインのバルセロナであった。何度も滞在したが、カラスを見たことがない。カラスはバルセロナに来てもゴミから餌をあさることができないのである。バルセロナでは、ゴミは道路横に置かれている大きなボックスに入れるのである。大体、三つか四つのボックスが並べられておかれている。それぞれのボックスに分部して捨てるのである。従って、生ゴミは大きなボックスに入れられるので、カラスは餌をあさることができないのである。いつでもゴミを捨てられるので、ゴミの収集日まで家で保管しておく必要がない。ゴミの収集車が来て、ボックスごと持ち上げて、荷台に入れるのである。そのボックスの中に入り込んで物色する人がいる。物色中に収集車が来て、トラックの荷台に放り込まれたということを聞いている。怪我の状況までは聞いていないが。自宅で不用品があれば、家の入口付近に出しておく。すぐに誰かが持っていく。そのように不用品が出されているので、不用品集めの人たちが、買い物カートのような、大きいカートを押して歩いている人を見るのである。さらに不用品引き受け所があり、なんでも引き取ってくれる。サグラダ・ファミリア教会のすぐ横にあり、意味深く示されるのであった。それらの不用品は、必要とされる人々に配布されるからである。日本では、お金を払って不用品をもっていってもらうのであるが…。日本でも種々のゴミ処理の取り組みをしているが、もう少し検討してもらいたい。
それでも週四回のごみ処理は、運動にもなるので喜んでいるのである。毎日でもよいと…。

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横浜市のごみ処理。「カラスいけいけ」の網目のボックスが置かれている。
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バルセロナのごみ処理。大きなボックスが置かれている。
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バルセロナの不用品引き取り所。なんでも引き取ってくれる。
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ビンやペットボトルの回収ボックスであるが。
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夕刻のサグラダ・ファミリア教会。教会の周辺はいつも清掃されている。

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