隠退牧師の徒然記<605>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<605>
2021年10月4日「名演奏を讃えつつ…」

聖書の言葉
サウル王に対し、ダビデが傍らで竪琴を奏でると、サウル王は心が安まって気分がよくなった。(サムエル記上18章23節)


娘の羊子がスペイン在住20年になり、それを記念して9月25日には記念コンサートを
開いたことについては前回のブログに記している。20年間の研鑽と演奏については前回も記したが、今は研鑽と演奏の果実を感謝し、喜んでいるのである。日本にいる我ら夫婦も喜びを共にしているのである。羊子が次第に皆様に覚えられ、その演奏が喜ばれるようになっているが、その一つ一つの経緯については知ることはできない。しかし、いくつかの演奏会を思い出しては、名演奏であると示されるのであった。親として、誇りであり、少しは自慢したいのである。だからこのブログでは、おおいに評価し、偉業をたたえたいのである。
 羊子のスペイン滞在は2001年からであるが、2005年9月25日には大塚平安教会でリサイタルを開いている。そして、2009年9月5日には清水ヶ丘教会でコンサートを開いているが、その9月25日には海老名文化会館でコンサートを開いている。実は2010年3月には30年間務めた大塚平安教会を退任するのであるが、2009年は最後のクリスマス礼拝なので、9月に一時帰国したばかりであるが12月にも帰国し、最後のクリスマス礼拝の奏楽を担当したのであった。そして2010年3月28日は大塚平安教会の最終礼拝であり、この時も一時帰国して礼拝の奏楽をしたのであった。そして、2010年4月からは横浜本牧教会の代務者を勤めることになったが、その年の8月8日には横浜本牧教会のサマーコンサートに臨んだのであった。本当にこの時期は一時帰国が多かったということである。
 日本でのコンサートをあげてみたが、当然、スペインやバルセロナにおいては各地でコンサートを開催している。2011年3月には東北関東大震災が発生したが、羊子はスペインの各地で復興支援コンサートに臨んでいる。2011年4月、5月にはバルセロナに滞在したので、その間各地で復興支援コンサートが開催され、我々も羊子と共にそれぞれの街を訪れたのであった。バルセロナマドリッド、ブルゴス等で開催されたコンサートに臨んでいる。2011年5月16日にはバルセロナカタルーニャ音楽堂東北関東大震災救援コンサートが開催され、羊子のピアノ演奏には2000人の来場者が大きな拍手を送ってくれたのであった。私自身、本格的な音楽堂に臨むのは初めてのことであり、一つ一つ感銘深く示されたのであった。
 羊子は今では各地で演奏会が開かれ臨んでいる。テレビやラジオでも放送されている。
このような活動が、日本人としてスペインの活躍を認められ、日本領事館から表彰されている。日本とスペイン文化の交流に大きな貢献をしたということである。
 秋の夜長、虫の声を楽しむのであるが、羊子のピアノ演奏に耳を傾けるとしよう。

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バルセロナ、レイアール広場にて東関東大震災復興協力コンサート。野外演奏。
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2011年5月、カタルーニャ音楽堂で日本の大震災復興協力コンサート。ピアを演奏する。
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サグラダ・ファミリアのミサにてパイプオルガンで奏楽。
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日本とスペインの文化交流に貢献していることで、総領事官より表彰される。
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まことにありがたいことである。

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