隠退牧師の徒然記<671>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<671>
2023年1月9日「いつもと変わらないのであるが」

聖書の言葉
今、ヤッファへ人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。その人は、皮なめし職人シモンという人の客になっている。 (使徒言行録10章5-6節)

2023年が始まる。過ぎ去ってみれば、何もかも早いものだと思う。しかし、思いを以前に戻してみれば、それはそれはいろいろなことどもを経験しながら過ごしてきたのである。これまでに記したブログは昔を思い出しつつ記しているが、これからも昔のことに触れながら記すことになるのだろう。早速、お正月のことを思い返している。今は、夫婦二人の生活であり、子どもたちも週末には帰宅するのであるが、この六浦谷間の地で静かに過ごしているのである。2010年4月よりこの地に住むようになる。その時点でも、もはや我が家の子どもたちはそれぞれの歩みをしており、別居の歩みとなっている。日曜日には六浦谷間の集会として礼拝をささげているので、子どもたちも帰宅しては礼拝に参加しているのである。それでもお正月には一同そろって新しい歩みをお祝いしたのであった。家族だけの集まりであり、特に親族が集まるとか、賑やかに過ごしているのではなかった。このことは、教会に現役として在任している頃でも変わらない。お正月だからと言って、教会の皆さんがご挨拶に来られるのではない。日曜日にお会いするからである。従って、綾瀬市に在住している頃でも、特にお正月のイベントがないので、自分なりに過ごしていたのである。
一つには、教会は湘北地区の中にあるので、新年合同礼拝をささげられていた。1月1日にはどこかの教会で新年合同礼拝がささげられるので参加していたのである。しかし、必ずしも毎年出席していたのではない。ある年の新年を迎えたとき、その時は合同礼拝に出席しないで、犬の散歩なんかに出かけていた。そしたら教会員のご夫婦にお会いする。地区の新年合同礼拝に出かけられるところであった。その合同礼拝に行かないで、犬の散歩なんかしている牧師なのであった。それから、迎えた1月1日に山に登ったこともある。普段はなかなかいかれないので、お休みでもあるお正月の元日に丹沢登山をしたのであった。行く先は丹沢の塔ノ岳である。この山には5月の連休とか、秋の紅葉の頃に何度も登っている。いつものつもりで登ったことが大きな誤りであり、深く反省したのである。たかが丹沢登山としか思っていなかったのであるが、丹沢でも頂上付近は冬山であったのである。そんなには積もっていなかったが、アイゼンもつけずに雪道を歩いたのであった。アイゼンと言うのは、靴の底に滑り止めとして鋲のようなものを付けるのである。それにより雪道でも楽に歩けるのである。雪道は頂上付近だけであり、他はいつもと変わらないが、ぬかるんでいることが多く、注意しながら歩いたのであった。
ふと昔の日のことを思い出したのであるが、2023年を迎え、今年も与えられている人生を、感謝しつつ歩みたいと思っている。今年は「うさぎ年」であるとか。7回目の年であり、誕生日を迎えれば84歳になる。この年になっても、毎週の日曜日には礼拝説教をさせていただいていることに感謝している。また、今でも礼拝説教にお招き下さる教会があり、ありがたくお勤めを果たさせていただいている。お招きをいただくのは、次第に遠のいていくのであるが。

昔、年末年始にかけて聖地旅行で、エジプト地方のシナイ山に登る。

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