隠退牧師の徒然記<670>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)時<670>
2023年1月2日「年の始めに示されて」

聖書の言葉
新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。右の御手、聖なる御腕によって、主は救いの御業を成し遂げられた。 (詩編98編1節)


新しい年が始まったとき、昨日までの歩みとは変わらないのであるが、やはり心を新たにして歩みだしたいのである。現役の頃、新しい年が始まる毎に聖書に示される主題と聖句を定め、希望を持って歩みだしていた。2010年4月からは所属の教会が無くなり、主題と聖句を持たないまま過ごしていた。現役を退任してからは、自宅にて六浦谷間の集会として礼拝をささげつつ過ごすようになったのである。その集会でも週報を発行するようになっていた。その週報に主題と聖句を掲げるようになるのは2014年からである。
2014年の主題は「一生信仰」とし、聖句は詩編73編28節、「わたしは、神に近くあることを幸いとし、主なる神に避けどころを置く。」である。その後も主題と聖句を掲げつつ歩んでいるのである。2015年の主題は「賜物に専念する」とし、聖句はローマの信徒への手紙12章6節、「わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っています。」である。2016年の主題は「お恵みを感謝しつつ」とし、聖句はコリントの信徒への手紙<二>12章9節、「すると主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』と言われました。」である。2017年の主題は「神様のお導きに委ねつつ」とし、聖句はガラテヤの信徒への手紙5章25節、「わたしたちは、霊の導きに従って生きているのなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。」である。昨年の2018年の主題は「キリストの香りを放ちつつ」とし、聖句はヨハネの黙示録5章8節、「この香は聖なる者たちの祈りである。」である。2019年の主題は「ナルドの香油をささげつつ」とし、聖句はマルコによる福音書14章3節、「一人の女性が、純粋で非常に高価なナルドの香油をイエスの頭に注いだ。」とした。2020年の主題は「神の国を生きながら」であり、聖句はルカによる福音書17章21節、「実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」として示されている。2021年の主題は、「主の導きに委ねつつ」、聖句は「あなたの未来には希望がある、と主は言われる。」聖句はエレミヤ書31章17節である。昨年の2022年は、「新しい命を生きる」であり、聖句は「復活の主イエスと共に、私達も新しい命に生きるのです。」ローマの信徒への手紙6章4節であった。
そして2023年の主題は「祝福を与えられつつ」として示されている。聖句は「祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです。」 ペトロの手紙<一>3章9節 。
祝福とは、しあわせを与えられることであるが、人生はまだ途上なのであり、神様の御心に生きることが目的であるということである。喜びで終わるとか、何もかも良い環境になるということではない。御心に従って歩むと言ことが祝福の人生なのである。

2023年を迎えた六浦谷間の家

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