隠退牧師の徒然記（2016年3月1日～）＜７０３＞
2023年8月21日「牧師の夏期休暇の代役として」
聖書の言葉
子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。（マルコによる福音書10章14節）
2018年8月12日は伊勢原教会の礼拝説教を担当する。その2018年4月からは伊勢原幼稚園の園長に就任している。その時から3年間、園長としての勤めを果たすのであるが、教会の説教はその8月12日だけである。園長として就任したのであるから、教会のお勤めはないのは当然である。8月12日にお招きをいただいたのは、教会の牧師の夏期休暇と言うことで、礼拝説教をさせていただいたのである。どこの教会も8月には牧師の休暇があり、その時には説教者をお招きするのであるが、多くの場合、隠退牧師または神学生、教務教師に依頼する。教務教師は牧師の資格を持ちながら学校の先生をしている人である。教会の責任を持っていないので依頼するのである。大塚平安教会時代、8月には牧師休暇と言うことで、説教者をお招きしていた。しかし、休暇と言っても、家族で出かける予定もない時があり、その場合、自分の教会でお招きした先生の説教を聞きつつ休暇を過ごしたのである。家族旅行は必ずしも日曜日ではなかったからである。伊勢原幼稚園の園長としてのお勤めなのであり、教会の説教は職務外と言うことになる。ところが、教会の説教はその日だけであったが、3年間の在任中、毎週水曜日にはこちらの礼拝堂でお話をしていたのである。幼稚園の会堂礼拝は伊勢原教会の礼拝堂で行うことにしていたのである。そのような関係で伊勢原教会の礼拝堂でお話することは、日曜日の礼拝説教と同じように重いお勤めであると示されていたのである。実は幼稚園の園長としてこの教会に出入りしたのであるが、数回にわたりこの教会にお訪ねしている。大塚平安教会に就任して数年後に、この教会の牧師、高木鍋次郎先生をお訪ねしている。体調がよろしくなかった先生をお見舞いするためであった。その後、陸前古川教会の牧師、後藤金次郎先生が隠退して伊勢原にお住まいになられていたのである。その後藤先生がご召天になられたとき、この伊勢原を訪問している。その後、同じ地区でもあり、牧師の就任式、記念集会等があり、その都度訪問しているのである。数人の牧師の異動があり、教区議長として就任式等で数回お訪ねしている。
今迄、いろいろな関りで伊勢原教会をお訪ねしている。隠退してから、幼稚園の職務としても、毎週の水曜日には伊勢原教会の礼拝堂で子どもたちと共に礼拝をささげるお恵みをいただいたと思っている。神様の不思議なお導きを示されているのである。
