隠退牧師の徒然記<721>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<721>
2023年12月25日「外国の地で聖書に向かう ⑥ 」

聖書の言葉
「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝をする者を求めておられるからだ。」(ヨハネによる福音書4章23節)

前回はマレーシア・クアラルンプール日本語集会での礼拝について記したが、今回は同集会の婦人会、若婦人会で聖書に向かったことについて記しておこう。日本のキリスト教は女性の皆さんが多いことについては教勢報告等で示されているが、ここクアラルンプールも同じである。こちらの集会で婦人会の活動があった。聖書を学ぶ会とお仕事会である。クアラルンプール日本語集会は日曜日の礼拝は基督兄弟団の集会室を借りて行っているが、その他の集会については集会に所属する皆さんの家で順次開催されていた。だから皆さんの家にお招きをいただくことで、生活状態を示されるのであった。ほとんどの皆さんは高層マンションの一室であり、窓からの景色は、大げさに言えば天国からの眺めのようであった。聖書を読み、それについての解説とメーセージを示す。そしてその後は懇談であるが、皆さんのお証しを示されながら学びを与えられる。そして楽しい食事をいただくのである。教会と食事については、前任の教会で意味深く示されている。神様の御心を示され、そして楽しい食事をいただくとき、心身共に満たされるのであった。クリスマスやイースターではポトラックで、皆さんが持ち寄りの食べ物を分け合っていただく。そして通常の礼拝後は、必ず食事が用意されていた。建築資金のためでもあったが婦人会が麺類を壮年会がカレーライス等を用意し、三々五々共にいただくのであった。クアラルンプールの集会でも、いつも食事のお交わりが導かれていた。外国の地にいると日本の食べ物が求められる。いつも日本的な食事をいただくことになる。こうした婦人会の集いのお交わりをいただくのであったが、若婦人会の集いがあった。婦人会は日本語集会に所属する皆さんであったが、若婦人会は市内に在住する女性の皆さんであった。中心になっているのは日本語集会に所属される方であるが、ほとんどの方はキリスト者ではない。お連れ合いが営業のお仕事で滞在しているのである。その皆さんが聖書の集いということで集まっているのである。いつもは6、7名の皆さんである。従って、集会は聖書の入門的な内容である。皆さんは熱心に質問され、いろいろな学びを与えられるのであった。若婦人会は毎回日本語集会に所属する方の家で開かれていた。それがまた高層マンションの最上階で、まさに天国から下界を見下ろすのであった。こちらの集会が終わると、多くの場合、食事処に行くのであった。日本の食事を提供する店があるのでいつもそこでいただく。「ちらし寿司」もあるが「バラバラ」と称するのであった。そのバラバラもいただくが、魚の煮つけ等、日本的な食事を堪能できたのである。今はマレーシアに滞在しているのであるが、やがて日本に帰国されるであろう。ここでの聖書の学びが新しい歩みの支えとなることを願っている。

若婦人会で高層マンションに居住される家に行く
日本食を提供する店で、焼き魚定食

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