隠退牧師の徒然記<507>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<507>
2019年11月19日「お泊りを思い出しつつ」


聖書の言葉
エスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りてきなさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」ザアカイは喜んでイエスを迎えた。
ルカによる福音書19章5節)


勤めている伊勢原幼稚園の、年長組の「お泊り保育」が行われた。毎年、秋に行われており、今年は11月の8日から9日にかけてである。足柄ふれあいの村を会場にしている。昨年もこの場所で開催されたのであるが、以前勤めていたドレーバー記念幼稚園でも使用しているので、懐かしい場所でもある。その頃は若かったこともあり、子どもたちと共に寝食を共にしたのである。ところが伊勢原幼稚園のお泊り保育では、園長は開会礼拝と閉会礼拝に臨むだけにした。寝食を共にしたいのであるが、自分の身体的な状況と共に、連れ合いのスミさんと共に過ごさなければならないからである。連れ合いは2010年3月に大塚平安教会を退任するにあたり、引っ越しの作業でコンクリートに腰を打ち付け、以来、腰を労わりながら過ごしている。そして加齢と共に動くことが困難になっているのである。そのような理由で子供たちと共に二日間を過ごすことができないのである。
つらつら思うに、ドレーバー記念幼稚園時代の30年間、毎年のお泊り保育で、いろいろなところに出かけている。ドレーバー記念幼稚園時代の最初の頃は、サマーランドに出かけた。そこでは宿泊と共にプログラムもすべて委託されており、先生たちは一緒に過ごすだけであった。それでは幼稚園としての保育にならないので、その後は先生たちの企画で行うようになる。天城山荘にも出かけた。その頃はまだ若かったし、園長自らマイクロバスを運転して行ったものである。足柄ふれあいの村にも出かけたが、近くにある最乗寺方面にハイキングする。お弁当を食べる適当な場所がないので、寺への石段で食べていた。ちょうど雛壇のような体制であり、一人の観光客が写真を写してくれた。後日、写し人知らずの人から写真が送られてくる。良い記念なので拡大して掲示したのである。それが始まりで、毎年のお泊り保育の記念写真を玄関ホールに掲げるようにしたのである。年数が経ち、掲示する場所が無くなり、職員室や園長室にまで掲示していたのである。
前任の横浜本牧教会の早苗幼稚園では、朝比奈峠の近くにある上郷「森の家」で開催していた。自宅から車で20分くらいの近さである。それで、宿泊はしないで就寝の前に自宅に帰り、朝の礼拝には参加していたのである。「森の家」は青少年の野外活動には良い施設であると思う。何といっても、最初のお泊り保育は宮城県登米幼稚園のお泊り保育である。初めて園長になり、初めての一泊保育であった。この時は、幼稚園でのお泊り保育であったが、子どもたちと共に過ごしたこと、今でも鮮明に覚えている。
子どもたちと生活を共にすること、力が与えられるようである。

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足柄ふれあいの村の広場
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お泊り保育が始まり、まず礼拝をささげる。
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入村式で施設の説明を受ける。
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広場で遊ぶ子どもたち。
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