隠退牧師の徒然記<613>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<613>
2021年11月29日「星霜うつろい」

聖書の言葉
信者たちは皆一つになって、家ごとに集まり、パンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から行為を寄せられた。(使徒言行録2章44-47節)


過ぎ去ってみれば、月日の経るのが早いもので、今年も年末を迎える。やはり年齢のためか、この一年の歩みと共に、今までのいろいろなことどもが思い出されるのであった。だいたいからしてこのブログにしても、いつも現在と昔を並べながら書いているのである。スペイン・バルセロナからメールではあるが「30年記念誌」なるものが送られてきた。バルセロナ日本語で聖書を読む会からである。バルセロナにおられるクリスチャンの皆さんが、日本語の集会、聖書を読む集いを開いているのである。その集いが30年を迎えたので、記念の冊子を作られたのであった。
この集会には数回出席させていただいている。娘の羊子がバルセロナでピアノの演奏活動をしているので、私達家族が訪れる。連れ合いと二番目の娘と2011年に、約一ヶ月半の滞在をするのである。羊子もバルセロナ日本語で聖書を読む会に出席しているので、滞在中に私たちも出席したのであった。この集会の中心になっている方に求められ、その集会で聖書のお話をすることになる。その後、2012年、2014年にもバルセロナに訪れているが、その時も求められて集会でお話をさせていただいている。2011年に滞在した時、バルセロナ日本語で聖書を読む会は20周年を迎えていた。それで、「20周年記念誌」を作られるというので、関りが少ないのであるが、私たちも寄稿させていただいたのである。それから10年を経ているのである。集会からは毎月「月報」が送られてきている。バルセロナの集会ばかりではなく、ヨーロッパの各地で日本人の集会が開かれているので、それらの集会情報を記しているので、「月報」はありがたい情報誌でもあった。
バルセロナの集会は、固定メンバーは多くはなく、一時的に滞在している皆さんが出席するのである。営業とか、留学とか、パスポートの三か月間、家族や知人のもとに来られる皆さんなのである。従って。この30年間、固定メンバーは少なくても、出席された皆さんが実に多いということである。これらの皆さんにとって、一時的な滞在であったとしても集会に出席し、皆さんとお交わりができたことを喜んでいるのである。30周年記念集会はサグラダ・ファミリア教会で行い、記念礼拝と共に羊子のパイプオルガン演奏でお祝いとしたのである。集会はオンラインでも参加されているので、世界の各地におられる皆さんが、変わりなくお交わりが導かれているのである。
30周年と一口で言うのであるが、星霜移ろう中で、様々な歩みがあったと示される。ある時は困難な状況もあり、しかしまた、喜びつつお交わりが導かれたこともあり、中心となっておられる方が、しみじみと語られている。30年を迎えた今、その歩みを心からお祝いしたい。さらに星霜を重ねていただきたいと、お祈りをしているのである。

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バルセロナ日本語で聖書を読む会」30年記念誌
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こちらは2011年に発行された20年記念誌。
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聖書を読む集いでお話をする。
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サグラダ・ファミリア教会。

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