隠退牧師の徒然記<658>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<658>
2022年10月10日「ずっと支えていきたいので」

聖書の言葉
モーセは民に言った。「あなたたちは、奴隷の家、エジプトを出たこの日を記念としなさい。主が力強い御手をもって、あなたたちを導きだしたからである。」(出エジプト記13章3節)

秋になるといろいろなお楽しみがあるが、中でも楽しい読み物が届けられることである。その読み物である「ドレーパーだより」が送られてきた。毎年、10月1日を発行の目安にしている。早速、中を拝見したのであるが、なんと私自身が投稿しているのである。そういえば、原稿なるものを8月頃に書いたことを思い出す。近況を書くようにとの依頼であり、2010年3月に幼稚園園長を退任しているので、その後の生き様を記したのである。この「たより」には現在の幼稚園の歩み、この「たより」を発行している後援会の報告、現在の幼稚園が卒業生の皆さんを励ます意味でも発行することになったのである。この「たより」を発行することになったこと、発行する後援会が発足すること、これらも、前回記している「あっという間の5年間」になるのである。
教会の35周年記念が行われたのは1984年8月5日である。教会の歩みを確認した時、幼稚園でもいろいろな歩みを確認する必要があるのではないか、との思いが強まる。幼稚園はそれほどの歴史があるわけではないが、創立からの歩みを感謝する意味でも記念のときを持つことにしたのである。25周年ではあるが、今後の歩みのためにも歴史を認識することである。それで25周年記念のために準備の集いを開くことにしたのである。教会の記念のときを終えてから間もなくの1984年9月28日には、歴代「母の会」の会長さんにお集りいただく。そしてその準備会を第一回後援会としたのであった。近くにあるお寿司屋さんで開催したのである。皆さんにお集りいただいたのは、1987年に幼稚園が25周年を迎えるので、記念のときを持ちたいということであった。お集りいただいた皆さんから、今後、後援会として活動するために委員を選任する。その委員会が決めたことは、「後援会活動」であり、「会報の発行」であった。「後援会活動について」は次のように示している。「後援会は幼稚園を背後から支え、また卒業生とのパイプ役となり、時代に存立する幼稚園の使命を共に担う活動を行う。その目的を達成するため、『ドレーパーだより』を年一回発行する。」とうたっている。そして、1985年10月1日付で「ドレーパーだより」第1号が発行されたのであった。後援会が会報を発行することになったとき、その位置づけを記している。「会報を年一回発行する。会報は幼稚園の教育理念が単に在園中だけでなく、卒業後も園の教育に示されながら成長する、生涯教育の使命に立つ。また、卒業生の消息や動向、幼稚園の現況等を掲載する。」との趣旨である。その「ドレーパーだより」が送られてきた。今回で第36号である。
2010年3月に退任したが、その後もいくつかの幼稚園園長を担っている。それらの幼稚園では後援会なる組織はないし、卒業生のための会報も発行されていない。また、知人の幼稚園を示されるが、後援会や会報については聞き及ばない。その意味でも担った幼稚園、現在の幼稚園の取り組みを喜んでいるのである。それにしても、前回も記しているが、就任後の「あっという間の5年間」に、つぎつぎと、よくも取り組んだものである。

2014年に発行された「ドレーパーだより」
今回発行された会報。
近況を書くようにとの依頼を受け。

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