隠退牧師の徒然記<673>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)時<673>
2023年1月23日「人生を鳥瞰すれば」

聖書の言葉
見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。(創世記1章20節)

前週には暦の上では大寒を迎え、寒さが増していることになる。実際、寒さが続いている状況であり、今週あたりは雪が降るとかの予報である。昨年は1月6日に雪が降る。それほどの雪でもないので、道路の雪かきはあまりしなくてもよかった。少しの降雪であったが、喜んだのは孫の義也である。スペイン・バルセロナに在住しているが、前回は12月20日に母親の羊子と共に帰国する。そして、2月の17日にはバルセロナに戻って行ったのであるが、帰国中に義也にとって初めての降雪を経験し、楽しく過ごしたのであった。早速、羊子が雪だるまを作ったりする。義也は2月12日が誕生日であり、5歳の誕生日祝いを日本で行ったのであった。間もなく6歳になる義也であるが、日々成長している姿はいつも画面で示されている。ピアノを上手に弾くようになっているが、いつも感心しているのは日本語を流暢に話すことである。スペインに住んでいるので、もちろんスペイン語であるが、スペイン・バルセロナはカタロニヤ地方であり、スペイン語と共にカタロン語が公用語にもなっている。似たような言葉であるが、やはり全く異なる言語である。義也はその二つの言語も話し、そのうえ日本語も話すのであるから、まだ5歳なのにと思い、関心しているのである。
その義也が帰国中は、家の中は玩具や義也関係のものであふれていたが、今はどこも空間で、なんとなくさびしくもある。この六浦の家は、今は連れ合いと二人の生活であり、土曜日や日曜日に我が家の子供たちが帰宅しても、通常は二人だけの生活であり、まあ、のんびりと過ごすことができ、神様のお恵みを感謝している。今は余生と言うのか、人生の締めくくりと言うのか、今までの人生を振りえ帰りつつ過ごしている。10歳台までは成長の時代であり、20歳台は学びの時代であり、神学校で訓練されていたのである。30歳台は牧師になって駆け出しの時代である。東京の青山教会、宮城の陸前古川教会、登米教会で牧師の職務を深めつつあった。そして40歳台は定着の時代なのであろう。大塚平安教会で30年間、牧師の職務が始まるのである。50歳台はいろいろと職務が加わる。神奈川教区の諸委員や教区議長になったりする。そして60歳台は包括団体の役職まで担う。70歳台になって、かねてより退任を考えていたので、予定通り身を引く。そして、外国生活が始まる。羊子がバルセロナでピアニストとして演奏活動しているので、2011年、2012年、2014年に2ヶ月、3ヶ月、全部で6ヵ月滞在している。2013年にはマレーシア・クアラルンプールに3ヶ月滞在している。
70歳台の後半は幼稚園園長として務める。それぞれ一時的なお勤めであったが、横浜本牧教会の幼稚園で2年、伊勢原教会の幼稚園で3年間のお勤めであった。それらが終わったら80歳台になっていた。前記したように、ようやくこの六浦の家で、ゆっくりとのんびりと過ごすようになったのである。時々、まだお勤めが出来るだろうからとお勧めいただくのであるが、半分くらいは腰を上げつつも、花鳥風月を喜びつつ過ごしているのである。いまは庭の柚子が鈴なりになっているのを喜び、間もなく源平桃の花が咲くのを楽しみにしているのである。

数年前には大雪となり。

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昨年、1月6日に降雪があり、バルセロナ在住の孫の義也が初めての雪に喜び。
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冬は庭の柚子が鈴なりになり。
春は源平桃の花を喜ぶ。

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