隠退牧師の徒然記<719>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<719>
2023年12月11日「外国の地で聖書に向かう ④ 」

聖書の言葉
「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝をする者を求めておられるからだ。」(ヨハネによる福音書4章23節)

外国の地で聖書による神様のみ言葉を取り次いだことを記しているが、今回は韓国の教会を訪問したことを記しておく。日本基督教団の総会書記に選任されたのが2002年10月に開催された日本基督教団総会である。まだなかなか書記として軌道にも乗っていない時期、すなわち2003年6月には韓国の教会を訪問している。韓国にはプロテスタントの教会でもいくつかの教会があるが、その中でも韓国基督教長老会(PROK)が50周年を迎えたということで記念集会が開催される。その記念集会に日本基督教団も招待されており、議長も副議長もそれぞれの都合があり、結局書記が出席することになった。その時の記録をブログでも記しているが、10年も以前のことなので、再度記しておく。

韓国基督教長老会(PROK)50周年記念集会出席報告
韓国基督教長老会は1953年6月に朝鮮イエス教長老会から分立して歩んでいるが、2003年6月に50周年を迎えた。その記念集会「YEAR OF JUBILEE」を2003年6月9日〜11日に開催した。主題「United As One in the Promised New Land」( Genesis 12:1-3 Ephesians 4:4-6 )。50周年記念集会は10日午後1時から6時までChonan Cityで開催された。会場はスポーツセンターで、およそ8,000人が集まった。分立して歩んだ50年の歴史をスライド、歌、ダンス等で表し、新しい歩みは一つなる姿として歩むことを宣言した。出席した各国ゲストはローソクを持参することが求められており、記念集会の開会時に点火して入場したのである。それは各国キリスト教の光をPROKに持っていったことを意味し、日本基督教団の光をお持ちしたと言うことになるのであった。各国からの光は高い位置に吊り上げられ、8,000人をお祝いするかのようであった。記念集会の終わりには、再び各国のゲストが中央に進み出、大きなバースデイケーキにナイフを入れたのであった。50年のお祝いと新しい歩みのお祝いである。この記念集会には各国キリスト教
20教派、27名がゲストとして出席した。

この記念集会に出席しても、特に説教をしたのではなく、お祝いの言葉を述べただけである。それでも韓国の教会の皆さんといろいろな面でお話ができたことは、やはりメッセージをお伝えしたことにもなるであろう。大塚平安教会は社会福祉法人の綾瀬ホームとさがみのホームと関係を持っているが、その母体の鎌倉保育園は韓国にも施設を開設したのである。ホームの園長から韓国に行かれたら訪問されたいとの要望があり、それが実行できたこともメッセージをお伝えしたことにもなるであろう。韓国教会訪問は良い体験を与えられたと思っている。
noburahamu2.hatenadiary.org